深呼吸日和

こころの時代のライフスタイル
シンプルで豊かに生きる幸福論

「助けてほしい」と頼る強さ 人は生かし生かされ繋がっている

頼る強さ

他人に「迷惑をかけたくない」という人がいます。

助けを求めることを良しとせず、全て自分でなんとかしようと背追い込んでしまいます。
他人に対しても自己責任だと、甘えを許さないのです。

「助けて」「手伝って」の一言が言えない。
人に弱みを見せたくない、情けない自分を晒したくないというプライドが我慢させてしまうのです。

「強く見える」ことと「強さ」は同じではありません。
自分の弱さを見せないことが強さではないのです。

それは、全て人任せで、何でも他人に押し付ければいいということでもありません。

人は生かし、生かされ繋がっています。
時には傷つけ、傷つけられながら生きています。

困ったときはお互い様です。
そのぶん、他の人に優しくしてあげればいいのです。

全て自分のせいだと考えるのでも、誰かや何かに責任を押し付けるのでもありません。
ありのままの事実を、事実として受け入れることです。

「思いやり」と「自己満足」

人はどこまでも利己的で、自分のためにしか行動しない生き物です。
だからといって、他人を思いやる気持ちをなくしてはいけません。

人は一人では生きていけない、弱い生き物です。
誰かに助けられ、頼りながら生きています。

思いやりとは自分だけが我慢すれば丸く収まるといったことではありません
どちらか一方が我慢したり、無理をするのは自己満足でしかないのです。

自分はいらないからどうぞ、と全部を差し出すより、半分に分けましょうとした方が相手も気が楽でしょう。
「自分だけ」でも「相手だけ」でもなく、お互いにとってが重要なのです。

大切なのは他人への共感です。
思いやりや親切は、耐えることや我慢する事ではないのです。

辛いときは頼ればいい。
泣きたいときはないてもいい。

強い人ほど、人に頼ることができます。
自分の弱さを認めることができるのです。
 

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