人は社会的な生き物です。
どこまでいっても人との関わりの中で生きていく。
だからこそ人付き合いが苦手だと、生きることそのものが苦しくなる。
人と自分を比べること。
価値観や物事の判断基準を他者に委ねてしまうこと。
そうすると人間関係が息苦しいものなってしまいます。
他人の価値基準に依存するということ
価値観や自分の基準となるものを、他人との比較によってしか見出せない人がいます。
幸せそうに見える人に「羨み」や「妬み」といった感情を抱き、他人よりも幸せでありたいと願います。
周りと比べて、少しでも自分の方が幸せだと思われたいと感じてしまうのです。
自分を高めるよりも他者を落とす方が楽だから、他人の失敗に目を光らせ、蹴落とすことを考えるようになります。
お互いに足を引っ張りあい、自ら居心地を悪くしてしまうのです。
自分に自信が持てないから、誰かの価値基準に依存して常に比べ競い合いになる。
他人に寛容になるという気持ちが薄れてしまいます。
次第に人付き合いに苦手意識が生まれてしまう。
外に基準を求めるかぎり、人との付き合いも次第に苦痛を伴うようになってしまうのです。
相手に求め過ぎない
人はみんな違います。
考え方や価値観は人の数だけ存在します。
どれだけ気が合う人同士でも、長い時間を共に過ごした家族であっても、全てを理解することはできません。
分かろうとすることはできますが、どこまでいっても、他人と完全に分かり合えはしないのです。
親しくない間柄なら尚更です。
相手に求め過ぎない。
自分の価値観を押し付けても、他人を変えることはできないのです。
それでも他人に共感し、共に生きていくのが私たちです。
全ての物事か自分の思い通りになることはありません。
人もまた同じなのです。
手を差し伸べる
相手の反応が、自分の期待したものではなかったからと不愉快に感じることはないのです。
相手を自分の思うようにしたいいうのは傲慢でしかありません。
自分と違うもの認めるということ。
思い通りにならないもの、意外性をを楽しめる余裕が必要です。
心に余裕がなくなると、他人に攻撃的になります。
自分だけが苦しいわけではありません。
誰もが少なからず、痛みや不安を抱えています。
どちらの方が辛いかと比較したところで、何の解決にもなりません。
助けを求める人には、こちらから手を差し伸べてみましょう。
それは、自分自身に対しても言えることです。
自分は苦しんでいる、つらい思いをしていると、自分をネガティブなイメージに縛りつけなくていいのです。
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