呼吸は人が生きるうえで無くてはならない生命活動です。
外から酸素を取り入れ、体内の二酸化炭素を排出します。
取り入れられた酸素が全身の細胞へと運ばれていくのです。
呼吸が体に必要なものを取り入れ、不要なものを吐き出す仕事をしているのです。
呼吸と心
「息」という字は自らの心と書きます。
呼吸の乱れは心も乱れにも影響を与えます。
呼吸を整えることは心の乱れを整えることに繋がるのです。
イライラしたり緊張すると、呼吸が浅くなりペースが速くなります。
反対に、ゆっくりと深く呼吸をしてみると心が落ち着きリラックスしてきます。
人前に出るなど緊張を伴うときに、深呼吸をした経験はありませんか?
それが必要だと身体がわかっているから自然とできているのです。
気持ちが高ぶっている時に冷静になろうとしても難しいものです。
まずは深呼吸して、ゆっくり呼吸をしてみると心は平静を取り戻します。
意識と無意識
「呼吸」という字は吐いてすうと書きます。
吐いてから吸うの順番です。
息は吐かないと入ってこない、物の考え方とおなじですね。
呼吸と一緒に自分の中の余計なものを吐き出しましょう。
そして空っぽになったところに新たに必要なものを吸収するのです。
呼吸は人が生命を維持するのに必須のものです。
心臓や他の臓器のように、特に意識していなくても無意識のなかで勝手に動き、機能しています。
ただ、心臓や他の臓器は意識しても止めることができないのに対し、呼吸は自分の意思で止めることやコントロールすることができます。
呼吸は意識的にも無意識的にも行うことができるのです。
自分の意識によって無意識に介入できる心のコントロール手段なのです。
普段、意識せずに何気なく行っている呼吸にも、たまには目を向けてみましょう。
イライラしたり気分が落ち着かないと感じたら、そのときの呼吸の状態を観察してみましょう。
なんだかスッキリしないなあ、と思ったらとりあえず深呼吸してみましょう。
モヤモヤを全部吐き出してしましましょう。
案外それだけでも心は晴れるものです。
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