私たちは幸せを求めて生きています。
それなのに求めても求めても、幸せになれないと感じている人は多いのではないでしょうか。
お金持ちになりたい、有名になりたい、人から認められたい。
そうやって外側ばかりに目を向けていても幸せからは遠ざかるばかりです。
幸福を自分の外側に求めるのではなく、自分の内側に見出してみましょう。
大切なのは幸せになれる心のあり方。
幸せになりたいという思いは、私たちの中から生まれる感情なのですから。
1.曖昧さ、柔軟さを持つ
曖昧さは優柔不断といったネガティブのイメージを持たれがちですが、曖昧さとは柔軟さであり、しなやかさです。
凝り固まった考え方は頭でっかちで周りが見えません。
価値観にも「遊び」がないと息苦しく感じてしまいます。
多様な価値観や考え方を受け入れられる心の余裕が曖昧さにはあるのです。
その時代、その場所に合った相対的な答えはあっても絶対的な答えというものはありません。
すべてに白黒つけたり、すぐに結果ばかりを求めたりせずに、曖昧かつ柔軟な思考でいいのです。
答えがないのもまた答えなのです。
禅の言葉に「柔軟心」というものがあります。
何物にも囚われず執着せず、固定観念に縛られない。
「自分の軸」となるものがあれば他はある程度、曖昧でもいいのです。
自分をしっかり持てているからこそ、しなやかであり柔軟な心構えでいられるのです。
2.余計なものを手放す
私たちは物質的にも精神的にも多くの「余計なもの」を抱えています。
その不要なものが重荷となり、柔軟な発想や行動を妨げているのです。
自分にとって何が大切なのか?
自分の人生にとって最優先に考えるべきものは何なのか?
その答え明確にしないことには何が必要で何が不要なのかがわかりません。
そこから見えてくるものこそが「自分の軸」となるものです。
本当に必要なものがわかっていれば、捨ててもいいものが自ずとわかってきます。
自分にとっていらない物は捨ててしまう、不要なものは持たない。
常に何が大切なのかを自問し「自分の軸」を意識してみましょう。
手放すこと、最小限に減らすことで得られる豊かさがあるのです。
3.見る角度を変える
越えられないような大きな壁だと思っているものも、離れてみればハシゴの存在に気づくかもしれません。
少し近づいてみれば扉があったことに気づくかもしれません。
横から覗いてみれば簡単に壊せるような薄い壁だと気付くかもしれません。
物事は角度によって異なった見え方をします。
ひとつのやり方に拘らず、考え方や捉え方を変えてみるのです。
自分にとって本当に大切なものが理解できていれば、変えてもいいものと変えてはいけないものがわかるはずです。
せっかくここまでやったのに、と不要なものに執着せずに手放すことが必要になります。
「自分の軸」となるものさえ変わらなければ、他は柔軟でいいのです。
幸せになることは難しいことではありません。
誰だって幸せになれるのです。
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