願うほどに遠ざかる
毎日がつまらない、何か楽しいことはないかなあ、と目を背ける。
幸せになりたいと、あれも欲しい、これも欲しいと求めてしまう。
幸せは願うほど、求めるほどに遠ざかります。
言葉には力があります。
何度も繰り返し投げかける言葉は、自分の気づかないところで心に影響を与えているのです。
欲しい、欲しいと心の中で願うことは、持たない不幸な自分をつくり出します。
楽しいときには楽しくなりたいとは思わないように、幸せになりたいと願うことは、今は幸せではないということなのです。
願えば願うほど、今の自分は何もない、幸せではないと、自分自身に投げかけることになるのです。
幸せはなるものではなく気づくもの。
欲しい、欲しいと求めるほど、あるはずのものに気づけなくなる。
ここには「ない」という決めつけが、あるものを見えなくさせるのです。
前向きな言葉を投げかける
自分自身を貶めるような、後ろ向きな言葉をやめてみましょう。
どうせなら、向前きになれる言葉を選びましょう。
そのほうがきっと、楽しく生きることができます。
それは、自分を偽ることではありません。
無理に思い込もうとするのではありません。
「無いもの」ではなく「有るもの」に意識を向けるということ。
私たちが生きるのは「過去」でも「未来」でもありません。
想像の中の世界でもありません。
今いる場所ではない「どこか」でも、今ない「何か」でもないのです。
ありのままを見据えましょう。
「今ここにある」ものを意識してみましょう。
大切なものはすでにあったと気がつくはずです。
今あるものに対する前向きな言葉が、自分の中にある大切なものを気づかせてくれるはずです。
Facebookでコメントを書く