アメリカインディアンの教えには、生きるための示唆にあふれています。
彼らは昔から人と人との輪を大切にしてきました。
常に自然に感謝し、慎み深く暮らしてきました。
そんな人々に受け継がれてきた生きる知恵。
現代を生きる私たちにも、心豊かに暮らすためのヒントになります。
何かと生きづらい時代だからこそ、響く言葉があります。
アメリカインディアンの教え 6つの言葉
1.答えがないのも答えのひとつ
– ポピ族の格言 –
私たちはつい答えを求めてしまいます。
唯一の「正解」を欲してしまいます。
だけどね、答えはひとつだけではありません。
答えが必ずあるとも限りません。
答えがないのも、また答え。
全てのことに白黒をつける必要はないのです。
答えは人の数だけあっていいのです。
2.人に与え、与えられるのが人生
– モホーク族の格言 –
便利な世の中になりました。
つい自分だけでも生きていけるものだと錯覚してしまいがち。
でもね、人はひとりで生きているのではありません。
他人に与えられて生かされ、また自分も他人に与えることで生きています。
「ミタケ・オアシン」=すべては関わりあって成り立っているのです。
3.泣くことを恐れるな、涙は心の痛みを流し去ってくれるのだから
– ポピ族の格言 –
「人前で泣いてはいけない」
「強くならないといけない」
そんなふうに教えられて育ってきた。
だから弱さを見せることができなくて。
苦しくても我慢して、自分のなかに抱えこんでしまいます。
ツライとき、悲しいときは我慢せず涙を流せばいいのです。
無理に感情を塞き止めず、ありのままをさらけ出しましょう。
自分の内にあるものを外に出すという行為で、心は洗われ、浄化されます。
自分を見せることを恐れないでください。
4.少しずつ、少しずつ、行けるところまで進む
– クロー族の格言 –
怒涛のような速さで流れる時代です。
周りの人たちはみな足早に歩を進めていきます。
置いていかれないように、取り残されないように。
必死になって、身も心もクタクタになって。
急がなくても大丈夫。
無理をせず自分のペースで進めばいい。
急がないからこそ見える景色もあります。
周囲に流されず自分の歩みで進むこと。
それがあなたに合ったペースなのですから。
5.怒りは自分に盛る毒
– ポピ族の格言 –
いつも起こっている人。
些細なことでイライラしている人。
そんな生き方は、他人だけではなく自分自身もツライもの。
他人に向ける負の感情は我が身に跳ね返ってきますから。
怒りは「毒」となり自身の心を蝕みます。
少しづつ少しづつ、積み重なった「毒(怒り)」はあなたを苦しめる。
怒りに飲み込まれないこと。
感情に振り回されないこと。
人生の手綱は、あなた自身がしっかりと握っておくことです。
6.目で判断出ずに、こころで判断しろ
– シャイアン族の格言 –
私たちは、わかりやい方に流される。
「みんなが言っているから」
「これが普通だから」
そうやって「誰か」や「何か」に判断を委ねてしまう。
目に見えるものばかりに囚われないことです。
自分の心に問いかけてみましょう。
善悪や、何が正しくて何が違うのか。
自分自身の価値観で考えてましょう。
日々、目まぐるしく変化する時代です。
だからこそ、「軸」となるものを心の中に持ちましょう。
アメリカインディアン教えに学ぶ生き方のヒント
アメリカインディアンの教えには、私たちが豊かな心で生きていく術が隠されています。
彼らの考え方や人生哲学には、学ぶべきものが沢山あります。
その叡智は人生の道しるべとなる言葉で溢れているのです。
そこから得られるものは多くあるのではないでしょうか。
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