私たちは1度手に入れたものに執着します。
失うことを恐れ、保持しようとします。
何かを得ればさらに別のものを求めるようになります。
所有したものに縛られ、振り回されてしまいます。
増やすこと、足していくことではなく、手放すことに豊かさを見出してみましょう。
手放すとは捨てること
所有することへの執着を捨てること。
「こうあるべき」だという思い込みや先入観に囚われないことです。
他人と比べて「ある」か「無い」かで考えていても意味はありません。
大切なのは自分にとって「必要」か「不要」かです。
嫉妬や虚栄心を満足させるためだけでは心は満たされません。
人はみんな違うものです。
元々違うものを比べようしても得られるものはないのです。
手放すとは受け入れること
人生とは選択の繰り返しです。
何かを選び、別の何かを捨てながら進んでいくのです。
全てを背負うことはできません。
引きずることなく受け入れることが必要なのです。
あの時に違う道を選んでおけばと後悔しても時間を戻すことはできません。
過去に縛られることなく、選んだ道を受け入れましょう。
無理に割り切り、心に押し込むことではありません。
ありのままを受け入れることです。
手放すとは認めること
今の自分を認めること。
今いる場所を認めること。
人との違いを認めること。
現実から目を逸らしていても何も変わりません。
禅に「本来無一物(ほんらいむいちもつ)」という言葉があります。
私たちはみな、何も持たずにこの世に生を受け、何も持たずに死んでいくのです。
それが人の一生です。
生きていくために、そう多くのもの必要在りません。
余計なものはなるべく持たない方が楽に生きられます。
必要なことは「捨て」、「認め」、「受け入れる」だけです。
不要なものを手放すことで豊かに暮らすことができるのです。
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