不幸な人は無いものに囚われる
私たちは自分に足りていないものを探して、それが手に入れば今よりも豊かな生活ができると考えてしまいがちです。
心のどこかで、今の自分に欠けているものが埋められれば、幸せになれるはずだという思いを抱いてしまいます。
不幸な人は無いものに囚われ、幸福な人はあるものに感謝します。
貧乏だから不幸なのではありません。
お金がないことを惨めに感じてしまうから不幸なのです。
地位やお金があれば幸せなのではありません。
今あるものに満足できるから幸せなのです。
能力や才能、地位に財産といった、何を持っているかで、幸か不幸は決まりません。
どういう立場や状況に置かれているかで幸せか不幸せかが決まるわけではないのです。
幸せはすでにある
現状に不満を感じると自分にないものに意識が向いてしまいます。
他人が持っているものが羨ましく感じてしまいます。
足りないものを手に入れても、他人と同じものを手にしても、心から満たされることはないでしょう。
ないものに囚われているかぎり、いつまでも足りないものを追い求めることになるのです。
幸せになるためには、「今ある幸せ」に気づくことです。
今の生活は幸せなんだと、自分をごまかすことでも、我慢することでもありません。
ないものばかりに目を向けていると、すでにあるものに気づかないのです。
本当の幸せは外から来るものではなく、自分の中から生まれるものなのです。
幸福か不幸かを分けるのは、何を持っているかどうかではありません。
すでにある幸せに気づけるかどうかにあります。
遠くばかりではなく、近くにも目を向けてみましょう。
探していた幸せは、案外すぐそこにあるものなのです。
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