深呼吸日和

こころの時代のライフスタイル
シンプルで豊かに生きる幸福論

「もういいや」と思ったときに 禅の言葉に学ぶ心の癒やし方

「もういいや」
「全部どうでもいい」

生きることに疲れたら、少し休息が必要です。

心をリセットして、またゆっくりと歩き出す。
モヤモヤを吐き出して、スッキリした気持ちで歩き出す。

先人が培ってきた「禅」の中からヒントを探してみましょう。
禅の言葉から、私たちが穏やかな心で生きられる方法を学んでみましょう。

「もういいや」にきく禅の言葉

非思量(ひしりょう)

ー考えないー

ああでもない、こうでもない。
行ったり来たりの堂々巡り。

特に気持ちが弱っているときはネガティブな考えに引っ張られがち。
考えれば考えるほど迷路から抜け出せなくなってしまいます。

考えすぎて「もういいや」となってしまったら。
考えることをやめてみる。

大きく深呼吸して心と体をリラックス。
少し時間を開けて、一度頭の中をリセットしてみましょう。

本来無一物(ほんらいむいちもつ)

ーはじめから何もありはしないー

私たちは何も持たずに生まれてきます。

悩みも心配事も、はじめからそこにあったものではありません。
誰かが持ってきたのでも、勝手にやってきたわけでもない。

問題はあなた自身の中にある。
悩みの種は自分でつくり出したものでしかない。

誰かに決められたものではないのなら、好きに作り替えてもいいはずです。
問題の答えは、あなたの望む答えにすればいいのです。

放下着(ほうげじゃく)

ー捨てれば楽になるー

「もういいや」
そんなふうに投げやりになってしまうのは、きっと執着のせい。

「これじゃないといけない」
「こんなことはできるはずない」

あなたの中の執着があなた自身を苦しめている。
自分の中にあるのなら、取り出して捨ててしまえばいい。

捨てればその分、軽くなる。
手放してしまえば心は楽になるのです。

脚下照顧(きゃっかしょうこ)

ー足元に目を向けるー

私たちは自分と他人とを比べて悩んだり、落ち込んだり。
遠くにあるものや、今の自分に足りないものにばかり目を向けてしまいがち。

足元に目を向けてみましょう。
自分の立ち位置を確認してみることです。

遠くばかり眺めていると、目の前の段差で転んでしまう。
ときどき足元に目を向けながら進んでみてください。

見落としていた大切なものに気がつくかもしれません。

而今(にこん)

ー今を生きるー

過去の苦しみから抜けだせない人がいます。
反対に、過去の栄光に縛られたままの人もいる。

現実から目をそらし、まだ見ぬ未来に逃げている人がいます。
反対に、未来に希望が見いだせずに自暴自棄になっている人もいる。

過去は変えられないし、未来は誰にもわかりません。

私たちが生きるのは常に「今」この瞬間だけ。
変えられる場所も「今ここ」にしかないのです。

知足(ちそく)

ーすでに満ち足りているー

人の欲には際限がありません。
求めれば切りがない。

ひとつ手に入れても、また別の何かが欲しくなる。
「足りない」と思えば、いつまでも足りないまま。

大切なのは満足すること。
今あるものに感謝すること。

妥協や我慢ではなく、すでに足りていると気づくことです。

「もういいや」と思ったら

今は少し心が疲れているだけ。
うなくいかないことが重なってしまっているだけ。

心が休息を求めているサインです。

人生はまだまだ続きます。
これから楽しいことがたくさん待っています。

「もういいや」は生き方を見直すいい機会。

生き方はひとつだけではありません。
幸せにつながる道もひとつだけではないのですから。

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コメント & トラックバック

  • Comments ( 4 )
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  1. もう疲れました。この楽しくない人生も終わらせたいです。自殺する勇気はありませんが、消えてしまいたいです。

  2. 私も疲れてます。

  3. みーとぅーヾ(@⌒ー⌒@)ノ

  4. もうどうでもいい。うつで疲れています。

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