それぞれの良さがある
人生は山登りのようなものだと言った人がいます。
みんながそれぞれのペースで、それぞれのルートを通り頂上を目指し、ただひたすら歩き続けます。
みんなと同じ道で行こうか、少し脇道に逸れてみようか。
きつい坂道を休み休み登ったり、一気に駆け上がったり。
共に歩く人を見つけたり、分かれて別の道を選んだりしながら、それぞれが自分なりの歩みで進んでいくのです。
山を登るからには頂上を目指すべきだとだという考え方があります。
現実でも人生とはこう生きるべき、幸せとはこういうものだと、ひとつの価値観を押し付けられることがあります。
確かに頂上で見ることのできる景色は素晴らしいものだと思います。
でも、3合目には3合目でしか見ることのできない景色があります。
5合目には5合目でしか感じるこのとできない風景があります。
常に努力して何かを成しとげたり、高い地位や多くのお金を得ることが良い事だと、ただ高みを目指すことだけが人生ではありません。
無理をせず自分のペースで
登ることに必死になり過ぎて、大切なものを見過ごしていることもあります。
のんびりと歩いているからこそ、気づけることもあるのです。
自分を置いてどんどん先に行ってしまうと焦りを感じて、無理に周囲のペースに合わせなくてもいいのです。
長い歩みの中で、時には来た道を振り返ることもあるでしょう。
空を見上げて途方に暮れることもあるでしょう。
歩き続けることに疲れて、しゃがみ込んでしまうこともあるかもしれません。
無理をせずに、登ることをやめてしまってもいいのです。
そして、元気になったら、また動きだばいいのです。
自分の歩幅で、1歩ずつ、ゆっくりと。
何が幸せかを選ぶのは他人でありません。
どんな生き方を選ぶのも自分次第なのですから。
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