深呼吸日和

こころの時代のライフスタイル
シンプルで豊かに生きる幸福論

諸行無常を生きる 変えることのできない現実を受け入れる

諸行無常を生きる

永遠に続くものはなく、全てのものは絶えず移ろい行く。
「諸行無常(しょぎょうむじょう)」

形あるものはいずれ壊れ、形のないものもその在り方を変えていきます。

変わらないものはない。
諸行無常を受け入れること。

現状にしがみつくことが執着であり、その執着心が苦しみを生む。
変化に抗い、しがみつくことで苦しみに変わるのです。

人の存在もまた、諸行無常。

私たちが生きるうえで逃れることのできないもの。
「時の流れ」「老い」「死」

拒んでも、否定しても抗えない現実があります。
変えることのできない現実を受け入れる。

ありのままを認めて生きていくのです。

老いを楽しむ

歳を重ねることできないことが増えていく。
昔は簡単にできていたことがひとつ、またひとつとできなくなっていく。

不便なことも増えるでしょう。
ただ、不便と不幸は違います。

科学が発達し昔に比べてずいぶん便利な世の中になりました。

昔と今を比べてとちらが幸せかはわかりません。
ただ、便利になった分に比例して幸せになっているかと問われれば、決してそんなことはないでしょう。

手放したものもあれば手に入れたものもある。
変えられること、まだ残っているものも沢山あります。

若いからこそ感じられることもあれば、歳を重ねることで見えてくる景色もある。

今あるものに目を向けてみましょう。
私たちには老いを楽しむ豊かな心がるのですから。

かけがえのない「今」を幸せに生きる

形あるものはいずれ滅びます。
私たち人もまた、例外ではありません。

身近な人の死、衰えていく身体。
ある程度の年齢になると「死」意識するようになってきます。

人が生まれてから唯一決められていることは、いつか死を迎えるということ。
目を背けるのではなく現実を受け入れる。

不幸な人は変えられないことに囚われる。
変えられないことではなく、変えられることに目を向けてみましょう。

自分は何を求めているのか、何のために生き、どう在りたいか。
「死」を意識することで見えてくる「生」があるのです。

いつかは尽きる儚い命、限りある時間だからこそ、かけがえのない「今」生きる。
「諸行無常」を生きるということ。

たとえ残りわずかな命だとしても、命あるかぎり精一杯幸せに生きるのです。
 

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