深呼吸日和

こころの時代のライフスタイル
シンプルで豊かに生きる幸福論

禅に学ぶ豊かな人間関係 「愛語(あいご)」で築く結びつき

人付き合いが苦手、人間関係がうまくいかない。
いつの時代も人との関わり方に悩んでいる人は少なくないでしょう。

そんな人こそ禅語の「愛語(あいご)」で人と接してみてください。

優しく温かみのある言葉をかけること。
思いやりと慈しみの心から出てくる言葉を投げかけること。

それだけで豊かな人間関係につながりますから。

思いやりのある優しい言葉

「愛語(あいご)」という禅の言葉があります。

温かみのある優しい言葉。
相手の立場に立った思いやりのある言葉で接すること。

私たちはつい自分の中の常識や理屈を、他人にも押しつけてしまいがちです。
みんなが自分とお同じように考えるはずだと思い違いをしてしまう。

一人ひとり育ってきた環境も、容姿や能力にも違いがある。
それぞれが違う考えや価値観を持っています。

当然、意見がぶつかることもあるでしょう。
感情的になって相手を否定してしまうことだってあるかもしれない。

そういうときこそ少し立ち止まって深呼吸。

はじめから無理だと決めつけてしまうのはもったいない。
その人の言動の奥にある感情に目を向ける。

違う人間同士だからこそ相手に立場に立って接してみましょう。
相手への思いやりを持った言葉を意識してみましょう。

豊かな人間関係にために

粗探しのようにダメなところばかりを指摘する人。
他人を馬鹿にしたような発言ばかりの人。
いつも大声で怒鳴り、罵声を浴びせる人。

だれだってそんな人の周りには近づきたくないものです。
次第に人が離れて孤立してしまう。

反対に、人のいいところを見つけられる人。
どんな相手でも敬意を持って接してくれる人。
思いやりと優しさのある言葉をかける人。

そういう人の周りには、自然と多くの人が集まります。

何も特別な能力や技術はいりません。

必要なのは他者への共感と思いやり。
相手の立場に立った優しい温かみのある言葉。

それだけで豊かな人間関係につながるのです。

言葉には力がある

人を元気にする言葉。
相手を傷つける言葉。

自分の気持ちを伝えるための言葉。
誰かを利用するために用いる言葉。

言葉にはたくさんの種類があります。
そして言葉には力がある。

何気ないひとことが誰かの心に大きな影響を与えることもあります。
あなたの発した言葉が、誰かにとってとプラスにもマイナスにもなりえるのです。

どうせなら人を明るくする言葉がいい。
わざわざ相手を不快にさせる必要なんてありません。

もちろん全部ではなくていい。
なるべく意識をしてみてください。

自分の口から出た言葉は自分の耳にも届きます。
人を明るくする言葉は、自分の心も明るくしてくれますから。

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